2016年5月30日月曜日

【新聞掲載】日本文理大附属高3年生 図書アプリを開発 5/30

日本文理大学付属高3年生 図書アプリを開発

佐伯市の日本文理大学付属高校の情報コース3年生28人が、図書室で使うスマートフォン用アプリを開発した。過去に借りた本の履歴を見ることができる「図書通帳」機能が付いており、今後さまざまなサービスの追加を予定している。
 昨年度、当時の3年生が図書の貸し出し、返却用のアプリを作成し、稼働させた。だが、図書室の利用者は1日当たり4~5人と少ないため、現在の3年生が利用者が増える方法を議論。「図書通帳機能があれば遊び感覚で利用する人が増えるのでは」と考え、授業の一環で1カ月ほどかけて開発した。
 バーコードを進化させた2次元コードを生徒一人一人に割り振ってシールを作製。身分証明書に貼ったたシールをスマートフォンで読み込むと、借りた本の一覧が表示される仕組みになっている。本好きの人同士のコミュニケーションを増やすため、同じ本を借りた人を表示したり、類似する本を薦める機能などの追加を考えている。
 中心となって開発したのは共にサッカー部に所属する中面(なかつら)成斗(なりと)さん(18)=鹿児島県阿久根市出身=と鞭馬(むちま)大輝(だいき)さん(17)=日田市出身。「勉強しているIT(情報技術)を使い、メンバー募集や戦術分析など、何らかの形で生かせるようにしたい」と話している。
※この記事は、5月30日大分合同新聞朝刊9ページに掲載されています。

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