シード校を追い詰めたが、あと一歩及ばなかった。「勝たせてやりたかった…」。文理大付の長浜剛監督は言葉を詰まらせた。
初回に先制されたが三回に打線がつながり逆転した。投手陣が踏ん張ってバックも応え、リードを保った。だが九回の土壇場で追いつかれると息を吹き返した相手を止めることはできなかった。
それでも1回戦は崖っぷちから勝利をつかみ、今度はシード校と互角にわたりあった。
夏の舞台に鮮烈な印象を残し、木許竣介主将(3年)は「2度も延長を戦い何度も負けそうになったが、みんなで乗り越え1勝できた。勝ちたかったが悔いはない」と絞り出した。
▽2回戦
文理大付
002 010 000 00|3
100 100 001 01x|4
鶴崎工
(延長11回)
【評】鶴崎工が延長十一回サヨナラ勝ちで文理大付との熱戦を制した。
鶴崎工は1点を追う九回、安藤の左前適時打で試合を振り出しに戻した。延長十一回、1死から伊藤が中前打で出塁。続く房崎が左翼線に運び、伊藤が一気に生還して試合を決めた。救援した高橋の好投も光った。
文理大付は六回以降、追加点を奪えなかったのが響いた。
大分合同新聞より
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