【新聞掲載】大分合同新聞4/24 日曜日[朝刊]
病気媒介の蚊学ぶ 文理大付高で出前授業
佐伯市の日本文理大学付属高校で22日、マラリアやデング熱などの病気を媒介する蚊に関する出前授業があった。大分市の害虫駆除会社「大分イカリテクノス」の菊屋恵理子副社長が、2年5組の28人に講義した。
タイでは蚊が媒介するマラリアの死者が5万人いることや、日本でも戦後すぐにマラリアが流行したことなどを説明。デング熱は繰り返し感染すると死に至る可能性があることにも触れた。水があれば蚊の発生源となるため、環境改善や殺虫剤による計画的な幼虫対策の必要性を説いた。
講義後、生徒がインターネットで調べた「蚊取りボトル」を製作。今後、効果を検証することにした。加倉大地さん(17)は「これまで蚊について興味がなかったが、今後どうすればいいか考えるいい機会になった」と話した。
※この記事は、4月24日大分合同新聞朝刊14ページに掲載されています。